ピルユーザーとなった1年を振り返って
こんにちは、チョコあいす( imo_female_573 )です。
ピルユーザーになってそろそろ1年になります。
振り返りも兼ねて記事としてまとめました。
始めにピルを飲む以前の状態を話してから、私にとってのメリット・デメリットを説明してこうと思います。
この記事は個人的な感想で、不満がない方はホルモン剤という薬を服用する必要はないと考えています。
医薬品に分類されている以上、薬なので飲まなくていいなら飲まないで欲しい。
「気になってはいる」
「具体的な感想を知りたい」
そんな人向けの記事です。
女性だけではなくパートナーがピルを使用している男性にも読んでいただけたらと思います。
よろしければお付き合いください。
飲む以前の状態
物心ついた頃から生理不順でした。
画像は当時のスマートフォンアプリで記録していたものです。
わかるとおり、”少々のずれ”というレベルではありません。
気分障害で10代後半から出産を望んでおらず、病気の不安は全くありませんでした。
少し不安になるのは旅行の時です。
いつ生理になるか不明確なので、被るかどうかそわそわして過ごします。
そんなことを早10年以上続けていました。
初潮はいたって普通の11歳のとき。
一気に成長期を迎え、身長と共に胸も膨らみました。
日数が定まっていないとはいえ定期的に生理がありました。15~6歳までは。
10代半ばで気分障害を発病してから一変!
正確な記録はありませんが、今と同じもしくはそれ以上に間隔が空くようになります。
80~90日以上こないのが当たり前になりました。
20代に手前になると、突然生理痛が酷くなります。
生理不順でも10代は生理痛とは無縁でした。
初日だけは身体を起こすことや歩行困難で、生理になったと気づいた瞬間に鎮痛剤を飲まないと普段通りの活動ができません。
予定を狂わせないため、鎮痛剤は常に携帯していました。
生理の影響は精神面にも顕著にあらわれています。
生理1~2日前は、必ず家族か恋人と衝突していました。
その後、生理になると「あの感情の起伏は生理のせいだったのかもしれない」と思うのです。
瞬間に湧き上がるの感情が気分障害からくるものなのか。
生理前特有の現象なのか、私に確認する術がありません。
相手にPMS(月経前症候群)の知識があっても「生理前だから」とは言えませんでした。
改善に向けて取り組み
改善の1つで基礎体温を測ってみました。
朝起きて1番に計測するのですが、1日刻みで上がったり下がったり。
ある日は35.8度が――翌日は36.5度、その次の日は35.9度――素人では低温期なのか高温期なのかわからないし、排卵期も黄体期もわかりませんでした。
ピルのメリット
生理(消退出血)周期がほぼ一律になる
悩みの1つだった旅行やデート以外にもメリットがありました。
医療脱毛しているのですが、生理中はVIOの施術はできません。
事前に目安がわかるので急にキャンセルして施術1回分を消化――なんて心配はありません。
筋トレを始めてからは美脚エステに定期的にも通っています。
下着にジェルやオイルが付着する場合があるため、紙ショーツに履き替えるので生理用のショーツだとどうなるのか……。
通い始めたときは既にピルを服薬していて、こちらも影響がなく毎回スムーズですよ。
生理痛の軽減
消退出血がない(飛ぶ)という方もいらっしゃるようですが、今のところ毎回あります。
初日の腹痛に悩まされることがなくなり、仕事も鎮痛剤なしでも規定通り進めることができるようになりました。
出血量も服薬とともに減っていき、今ではほとんど『軽い日昼用』『特に多い日昼用』のみで事足りるようになりました。
1~2日目だけ夜用ナプキンを使用することもありますが、後で「夜用でなくてもよかった!」と思うぐらいには減りました。
3日目以降は昼夜問わず昼用のみです。
ピルのデメリット
PMSの改善
デメリットではないのですが、あまり効果的ではなかったのでこちらに入れました。
PMS(月経前症候群)は、劇的な改善はありませんでした。
家族や恋人との大きな揉めごとは減りましたが、ゼロではありません。
ただ、クールダウンが早くなって長引くようなことはなくなりました。
数時間から半日後には元通りです。
マイナートラブル
飲み始めると何らかの不調が現れるケースがほとんど。
頭痛や倦怠感はなかったのですが、最初の1ヶ月は微量の出血が泊まりませんでした。
そのため、薄いナプキンをずっとつけていました。
2ヶ月目は収まった!と思ったら3ヶ月目は止められず、消退出血が完全に終わるまで10~12日掛かりました。
食欲増進した結果、飲み始める前の体重から3~4kg増えました。
ボディメイキングとして筋トレと軽い有酸素運動を始めたのは良い判断でした。
副作用
「薬は毒」という言葉があります。
薬には副作用が起こる可能性が必ずあります。
体にとってメリット(副作用より効果)が上回っていれば、それは薬です。
デメリット(効果より副作用)が上回れば、それは毒になります。
ピルユーザーにとって1番深刻な副作用は血栓症。
定期的に血液検査をするのですが、その数値次第ではピルの処方ができなくなります。
今の私がそれに近く、前回の診察で「普通の人よりコレステロール値が高いので気になる」と指摘されました。
服薬以前より体の維持管理を求められます。
費用
地味に痛いのが検査費用。
定期的な血液検査もそうですが、他にも子宮頸がんと乳がん検診(乳がんは自治体や病院で○歳以上とされていることもあります)もあります。
診察とピル以外の出費がプラスされます。
ピルの値段は保険適応のものでも1シート2500~2800円程度。
仮に2600円と計算しても、年間約3万円以上かかります。
後発医薬品(ジェネリック)だと価格が抑えられますが、自分にあうかどうかは別問題なので『安く済ます』ではなく『高めに考えておく』位がおすすめです。
検査費用は自治体や社会保険の免除、人間ドックを利用して受けると少しだけ出費が抑えられます。
私の地区では子宮頸がん検診が実質約7000~8000円。
乳がん検診は検診方法にもよりますが、1種類4~6000円のようです。
月経移動以外は長期間使用方法を守りながら飲み続けるもの。
体にもあっていて続けたいのに「検査費用がない」「ピル費用が想像以上に負担」なんてことにならないよう、ある程度の自由なお金が確保できる環境が望ましいです。
まとめ
メリット・デメリットは人によって違いますし、身体にあうピルの種類も違います。
もしかしたらピル自体があわない体質の人もいるでしょう。
疑問に思ったことは医師に聞きましょう。
やり取りで医師との相性もわかってきます。
よさそうな婦人科がなければ、仲の良い知人に聞いてみるのも良いかもしれません。
私は医師からストップがかかるまで飲み続けるつもりです。
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