こんにちは、チョコあいす( imo_female_573 )です。
ピルというよりホルモンバランスの続きです。
この記事で1段落するのでもう少しお付き合いください。
この記事は個人的な感想であり、個人で行うのは難しい部分もありおます。
また、医学的根拠が乏しいとされていることも書いています。
ピル以外の選択肢の1つとして参考にしてくださればと思っています。
ご紹介する書籍を実際に購入してご自身の症状にあった方法を、身体の状態にあわせて日数・容量を調節していきます。
かなり細かく書かれているため読まれた方が1番です。
そもそもなぜピルだったのか
前置きが長いのでここ(プロゲステロンという存在)まで読み飛ばしてもOKです。
話が見えない部分もあるかもしれませんが(´・_・`)
ピルを試すことにしたヒントは皮膚科の先生の一言。
軽度の酒さと慢性的なニキビの診断が出たときのことです。
男性ホルモンが多い人だと男性のヒゲが生える部分……アゴの部分ね。
そこの皮脂分泌が多くなってニキビができる。
今でも忘れられないほど衝撃的で、塗り薬10数年塗って対処するしかないというのです。
インターネットで検索してもアゴにできるニキビは「ホルモンバランスの乱れ」「子宮・卵巣」の説明ばかり。
生理の記録をアプリでつけ始める以前から生理不順でしたので「これだ!!」と思いました。
そして婦人科へ
皮膚科での出来事を伝えた上で月経困難症としてヤーズを保険適応で処方してもらいました。
皮膚疾患がなくても「普通にもっと早くピル飲みなさいよ」というレベルだったのかもしれません。
生理不順もですが、生理痛も酷くて出血が始まったと気づいたときに先回りして痛み止めを服用しないと歩くのが困難になり。
酷いと吐き気から嘔吐(職場でも外出先でも)したりと、長い間こういうものだと捉えていました。
ピルを服薬している間は生理不順も腹痛もなく、アゴにできていたニキビは消えて赤みも落ち着いていました。
腹痛もなくて痛み止めを飲むことがなくなりました。吐き気もありません。
経過観察で皮膚科に行けば「随分と良くなったね」と言われたほど!
止めたら元の状態に戻りましたが。
「生理不順 酒さ」
「酒さ ニキビ」
「酒さ 女性ホルモン」
「女性ホルモン ニキビ」
こんなキーワードで資料や治療を永遠と探していて、あるキーワードで偶然にも見つかったのです!
プロゲステロンという存在
なんでもアメリカでベストセラーらしく、プロゲステロンブームが起きたのだとか。
そんなブームは全く知りませんし、いつの話なのでしょう?
要約すると「エストロゲンではなくプロゲステロンを補充することで症状が改善されることがあります」というものです。
- 前更年期
- 更年期
- がん
- 生理不順
- 骨粗しょう症
- 皮膚のトラブル(ニキビ・酒さ) など
このようなものがケース別に書かれています。
ここからが本題で
- 生理が始まる△日間クリームを使う
- 1か月あたり□日間使うのがよい
- ○グラムから徐々に増やす
このような内容が、ケース別に事細く書かれています。
指定されたクリームをただ塗ればいいわけではないのですね。
書籍では生理周期が30~32日と一般的なもので説明されています。
「生理不順で日数が定まらない」「生理周期が32日以上の間隔」といった人はそれらを参考にしながら調節していく必要があるため、ブログの説明より絶対に書籍を読む方がよいと思いました。
実際にホルモンクリームを使用し始めてどうなったかというと、以下の通りです。
ピルを止めてからは半年以上間隔が空きました。
1回来たかと思ったら5か月空いて、そこからクリームを使用し始めて45日後に生理がきました。
そこからは日数は標準に近くなってきたのです――が、ここ最近は不順に戻りつつあります。
最初は更年期向けの使用方法で試してみましたがアゴのニキビは変わらず。
無排卵月経の方法に切り替えたところ、落ち着いていったので使用日数と量が少なすぎたようです。
医学的根拠がない部分
Wikipediaのプロゲステロンのページには、このようにも書かれています。
(前略)
近年になってからも骨粗鬆症の予防や治療、更年期障害の緩和の効果が検討されたが、偽薬との差を見出すことは出来なかった[17][18]。
以上のように、市販のプロゲステロンクリームの薬理作用、治療効果は現状では立証されていない点が多く、特にメーカー側の説明は誇大ともいえる状況にある。実際に2007年10月には、米国連邦取引委員会(FTC)は、プロゲステロンクリーム販売の7社に対し、「骨粗鬆症の予防および治療」「子宮内膜がんの予防」「(通常はプロゲステロンの重大な副作用である)乳がんの発症リスクがない/むしろ予防効果がある」の3点に関しては科学的根拠がなく、虚偽広告がなされていると告発している[1][2]。
近年、医療の現場ではプロゲステロンを膣座薬や膣ジェルなどに加工したものが使用されており、一定の効果を上げている[19]が、「自然なプロゲステロンを使用している」というキーワードで自らの製品を関連付けて宣伝するメーカーも散見される。
現状では、プロゲステロンクリームは医学的根拠に乏しいサプリメントであると言わざるを得ない。
ホルモンクリームを塗っている間はニキビとは無縁(食べすぎ・睡眠不足などは除いて)で、数日塗り忘れるとアゴにぽつぽつでき始めます。
インターネットで既に実践されている方のブログも拝見したことがありますが、この方法があっている人には調子が良いみたいですね。
なぜプロゲステロンが少ないと気づいたのか
ヤーズの消退出血が止まらず一時的にルナベルを処方してもらったときです。
アゴ以外のフェイスラインにニキビが急激に増えました。
黄体ホルモン(プロゲステロン) | 卵胞ホルモン(エストロゲン) | |
ルナベル | ノルエチステロン 1mg | エチニルエストラジオール 0.035mg |
ヤーズ | ドロスピレノン 3mg | エチニルエストラジオール 0.020mg |
ルナベルに配合されている黄体ホルモン(ノルエチステロン)は男性ホルモンを抑制する効果がありません。
全てのピルに共通している卵胞ホルモン(エチニルエストラジオール)がヤーズより配合量が高いんですね。
ヤーズに戻したところニキビも治まりました。
この経験から私の場合は
卵胞ホルモンはそこまで必要としておらず、黄体ホルモンをより補わないといけないのではないか?
という推測を立てました。
調べていたら面白い研究も発見しました。
-
女性ホルモンがオスの性機能を調節する脊髄神経回路を減衰させることを解明 - 国立大学法人 岡山大学
岡山大学のプレスリリース岡山大学の公式サイト。
www.okayama-u.ac.jp
書籍にも「『男性にプロゲステロンを補う実験をして、テストステロン量が低下した』というものを読んだ」という記述(第六章 97ページ 男性とプロゲステロン)があり、あながち間違いでなかったのかもしれません。
まとめ
愛用しているプロゲステロンクリームはこちらの商品です。
無香料ですが、原材料なのかもったりした不思議な匂い。
あまり好きではないので次回はラベンダーにしようかと思っています。
著者は既に死去されており、研究も盛んではなく今以上の情報は得られません。
1番はホルモンバランスに詳しい先生に巡り会えるのがベストですが、私は婦人科でホルモンバランスのことは触れられませんでした。
通院先は産婦人科だったので先生は産科の方が得意だったのかもしれません。
見つかったとしても定期的に通院できる距離かどうかもわかりません。
治療のために長期間通うことになるでしょうし、通院距離と時間で段々と通いたくなくなるのは悲しいことだと思います。
そういった意味ではプロゲステロンクリームはチャンスの1つでもあります。
ヤーズフレックスの後によりジェミーナ配合錠という新しい月経困難症の薬が発売されました。
既にトリキュラーやアンジュといった避妊目的のピルには使用されていたのですが、月経困難症では初めてです。
ルナベル・ヤーズとも違う黄体ホルモンで、2つより黄体ホルモンの量も少ないようです。
どのピルも合わなかった人には新しい選択肢ができました。
ジェミーナ配合錠については以下のブログがとても参考になりました!
-
新薬雑感:ジェミーナ配合錠 | ぼうそうデザイン研究室 BOSO Design Retreat
まずは基本情報 販売名 ジェミーナ配合錠 名前の由来 特になし 一般名 レボノルゲストレル/エチニルエストラジオール 会社名 ノーベルファーマ(株) コ・プロ: ...
iyakujoho.com
ホルモンバランスは諸刃の剣。
逆効果であったとか違うトラブルが発生する可能性もあります。
医療機関にかかっている場合は事前に相談した上でお試しください。